03-5777-2235 お電話でお問い合わせ
受付時間:月~金曜 10:00~19:00
お電話でお問い合わせ メールでのお問い合わせ
  • TOP
  • 解決事例集
  • 解決事例7「相続したものの買い手が付きそうもない空き家の活用法が見つからない」

解決事例7 相続したものの買い手が付きそうもない空き家の活用法が見つからない

イントロダクション

「ど田舎にある古い実家と土地。
親が死んだら誰も住まないし、買い手もつくわけがない。
維持費も係るし、どうしたものか」

こう頭を悩ませる方は少なくありません。

たしかに、地方の土地に魅力的な買値がつくケースはすべてではありません。
しかし、意外な買い手がつくケースも実は多いのです。

ここでは、2つのケースを紹介します。

ケース7−A:温泉街の外れの古民家のケース

 神奈川県小田原市で働くSさん(29歳)が2年前に相続した実家と土地は、神奈川県足柄下郡にある、箱根の中心地から車で20分ほどの場所にありました。

 家は築50年を越える、お世辞にもきれいとは言えない古い家屋。家の資産価値はゼロ円と判断し、土地の値段だけで安くでも良いから売却してしまおうと思い、Sさんは不動産相続解決センターに相談しました。

「僕にとっては子どもの時代を過ごした、ほんとにただの田舎だから、最初は買い手がつくわけがないと思っていました。家を更地にする費用をいかに安くするか…なんて考えてまして。でも鈴木さんが変なことを言うんですよ『この土地は不動産投資家にとって魅力的かもしれない』って。最初は何を言っているのかわかりませんでしたが、詳しく教えてもらううちにわかってきました」

鈴木さんはSさんに説明しました。最近はインバウンド旅行者の増加により宿泊施設が足りなくなってきたことをうけて民泊が活性化していること。そして古い空き家を買い取って民泊として再生させ利回りを得る投資事業に人気が集まっていること。民泊は代行事業者も多いので、不動産オーナーが民泊ホストをやらなくても事業運営が容易であること、などなど。

「いやぁ、まったく知りませんでした。旅行者が増えて、民泊が増えて、空き家にも需要が集まってきたなんて。風が吹けば桶屋が儲かる…っていう感じですよね。それに、たしかに箱根に近いといっても、箱根は昔から旅館だらけですから、わざわざうちのような中心地でもないボロ家に好き好んで泊まりたい人がいるなんて、夢にも思いませんでしたよ。それで詳しく聞いてみると、今は、古民家民泊とか、農家民泊とかも流行っているっていう話で。有名な観光地に行くのではなくて、あえて辺鄙な田舎に泊まりたがる外国人も増えてきているっていうんですよね。なるほどなぁ、そういうこともあるのかと感心しました」

不動産相続解決センターの斡旋により、幸いにして民泊事業に興味を持っていた投資家に出会うことができ、Sさんは土地と家の売却に成功しました。この土地と家を購入した投資家は、旅館業の資格を取得し、いわゆる民泊事業を運営しています。

「お金のこともそうですが、なんだかんだ言って、やっぱり実家を取り壊さないで済んでよかったなって思っています。思い出もあるし、誰かが住んでるって思うと嬉しいじゃないですか。そういう意味で、親が最低限のメンテナンスをしててくれて、良かったなって思います。本当に人も住めないようなボロ屋になっていたら、こういう話もなかったかもしれませんし。相続が決まってから、鈴木さんにスピーディに対応していただいたのも助かりました。なかなか買い手が見つからなかったら、家はどんどん老朽化してしまいますからね」

ケース7−B:山形県の梨畑のケース

 栃木県宇都宮市に家族と住むOさん(37歳)の実家は山形県の上山市にあり、実家にある1,000坪ほどの畑で、ご両親が梨農家を営んでいました。

 昨年、お父様から「自分はもう高齢だから、農家をやめようと思っている。この畑と家を相続するとしても、Oは農家を継ぐ気はないだろうから、土地も家も売って、自分たち夫婦は町の中心に近いアパートで年金暮らしをしたい」という相談を受けました。

 Oさん自身のケースにかぎらず、農業を継ぐ家庭が減少し、耕作放棄地が増えてきている今のような世の中で、畑を継ぐ人なんていないだろうし、田舎の土地を買いたいなんて酔狂な人はいないだろうと、Oさんは諦め半分で不動産相続解決センターに相談したのでした。

「さいしょは、『梨畑なんて手間はかかるし儲かりませんし、だれも農業のなり手なんていませんから、近所の地主さんにでもタダで引き取ってもらいましょうか』なんて話していたんですけど。でも逆に鈴木さんが目をつけたのは、その梨畑だったんですよね。なんでも、いま東京とかの都会では、中高年が田舎にUターンとかIターンとかして、農業を営もうっていうのがトレンドになっているとか。たとえば長野に移住してワイン用のぶどうを作るとかも流行っているんですって」

「いや、本当に農業って大変なんで。。小さい頃に親が農業をやってるのを見てきた私としては、本気かいなと思う部分はあったんですけど、でもそういう人たちが本当にたくさんいるんですよ、って鈴木さんに言われて、半信半疑ながらその方向で話を進めてみることにしました」

不動産相続解決センターのネットワークを駆使し、田舎で農業暮らしをしたい人たちに案件を紹介する事業者へ上山市の梨畑を紹介。しばらく調整をすすめたうえ、無事に梨畑と古民家に魅力を感じたAさん夫婦とのマッチングに成功しました。

「最終的には、土地と家は売るのではなく、貸すことにしました。そのほうがAさんにとっても梨の売上で私への家賃と地代は払えるし、こちらもそれで固定資産税をまかなえるし。良い感じでまとまりました」

「なにより、親父が喜んでましたよ。自分が大事に育てた梨畑を継いでくれる人がいてくれたことが嬉しかったんでしょう。上山の中心にアパート借りたらしいんですけど、毎日のように車で梨畑に行って、肥料の撒き方はこうだとか、枝の落とし方はこうだとか、教えてるみたいなんですよね。Aさんも嫌じゃないなら、いいんですけどね(苦笑)」

自分がかつて生まれ育った地方の家は、古さや不便さを強く感じてしまうため、ついつい「一円の価値もない」と思いこんでしまうかもしれません。しかし、「外国人」や「都会の人」といったように、目線を変えればそこに魅力が生まれるケースもあるのです。

※この解決事例はプライバシーに配慮するため、人名・地名・金額などの情報をあえて改変しておりますことをご了承下さい。

※実際のサービスにおいては常に必要に応じて弁護士、司法書士、税理士ほかの有資格者と連携しながら常に法的に適正なサービスを行っております。

※この解決事例に記載した解決方法は全てのお客様に当てはまるわけではありません。似たようなケースでもお客様の置かれた環境や目的に応じて、全く異なる解決策をご提案することもございます。あくまで特定のケースにおける一例として紹介しておりますことをご了承下さい。

このケースで当社が提供したサービスは... 「相続人(先)がいない問題」解決サービス
お電話でのご相談は
03-5777-2235受付時間:月~金曜 10:00~19:00